森林は、二酸化炭素の吸収、表土流出や洪水の防止、水資源のかん養や動物の保護などの役割を果たし、地球温暖化をはじめとする多くの環境問題の解決に繋がる重要な存在です。
その森林を再生することが、私達の植林の第一の目的です。その過程で環境を破壊することがないよう、環境保全に考慮した無理のない植林活動を心がけていきます。

まず、私たちの行う植林においては、焼き払うという作業を行いません。
植林地には、雑草や潅木が生えていますし、落ち葉や枯枝などの植物残渣もあります。これらはすべて整地の際に取り除くのですが、その時にも野焼きという方法は絶対に行いません。     
野焼きは、これらを処理するためには早くて簡単な方法ですが、燃焼時に大量の二酸化炭素を排出します。二酸化炭素の削減のために行う植林で、二酸化炭素を排出していては本末転倒です。そのため、野焼きは絶対に行いません。
雑草や潅木はすべて刈り取り、植物残渣とともに収集します。回収された植物体は、機械にかけて破砕し、肥料の原料とします。

また、私達の行う植林は最低30年は植林した木を伐採しません。これは、現在一般的に行われている植林の2倍以上の期間です。

最近、多くの企業がオーストラリアや東南アジアで盛んに植林を行っています。しかし、こういった企業による植林では、平均10年ほどで植林した木を伐採してしまいます。
樹木は樹齢を重ねるほどに、固定・蓄積する二酸化炭素量が増加します。幹の直径が10cmから倍の20cmに成長すると、蓄積される二酸化炭素量は約8倍になり、5倍の直径50cmになるとなんと124倍にもなるのです。
せっかく樹木を植えてもすぐに伐採してしまっては、蓄積される二酸化炭素は微々たる量ですし、土地も生態系も元に戻る暇などありません。これでは植林は、ただの木材の栽培です。

東海グリーバルグリーニングは、植林を二酸化炭素吸収源である森林の再生と位置づけた上で、長期的な植林事業を行っていきます。


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